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「高等学校への会員書家派遣事業」を初めて実施しました(千葉県立袖ヶ浦高等学校へ辻元大雲会員講師を派遣)


 日本書道文化協会では、若い世代への伝統的な書道の普及を積極的に図ることとしており、第1弾として、高等学校への会員書家派遣事業を3月19日に千葉県立袖ヶ浦高等学校で初めて実施しました。同校は、数々の書道大会で優秀な成績を収めている書道界での名門校です。
 当日は、同校書道部員生徒11名に対して、日本書道文化協会理事の辻元大雲先生(公益財団法人書道芸術院理事長)が、伝統的な書道の書法などを講義したのち、同校校歌を揮毫し、生徒たちにその書法について解説しました。
 そのあと、生徒全員が自ら選んだ校歌の一小節を揮毫し、辻元講師からの指導も受けながら完成させました。
 約1時間半の特別授業でしたが、生徒たちは著名な書家に直接指導を受け、質疑応答なども行い有意義な活動となりました。
 なお、佐藤啓之袖ヶ浦高等学校長、吉野亨文化庁芸術文化調査官、日本書道文化協会の髙木聖雨副会長らが授業の様子を参観しました。
(本事業は、文化庁の文化財補助対象事業です)

亀田祐身教諭(書道部顧問)のコメント
「コロナ禍によって、多くの行事や大会が延期及び中止となっている中、このような大変貴重な機会をいただきましたこと嬉しく思います。辻元先生を始め、日本書道文化協会や関係者の皆様に御礼申し上げます。辻元先生は、優しく熱い思いや深いお考えを教えてくださいました。その一つ一つが私にとっても新鮮で、私自身の欠けているところがよくわかり、大変有意義な時間を過ごさせていただきました。登録無形文化財となった書道を後世に受け継いでいく架け橋として、微力ではありますが今後とも精進して参ります。」

書道部の長門 佐桜(ながと さお)部長のコメント
「今回は、貴重な機会をいただき誠にありがとうございました。書道は、技術だけではなく、理念や感受性、鑑賞力、物事の考え方などを身に付けること、そして、創作の際には、作者の作品に対する思いや背景を考えた上で詩文を選ぶことなど多くのことを学ばせていただきました。今回の経験を今後の作品制作に活かしていこうと思います。」

辻元講師の揮毫を見つめる生徒達

辻元講師による個別指導

髙木聖雨副会長の挨拶

完成した作品を掲示

生徒たちによる作品制作

佐藤啓之校長(右)と亀田祐身教諭(書道部顧問)

生徒代表による謝辞

生徒と参加者全員で記念撮影

授業風景の動画が「書のひろば」において掲載されていますので、ご紹介いたします。